雨の降りしきる中、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
講師の油姫との距離の近い寺子屋で、質問 というよりは疑問がどんどんとぶつけられました。
知れば知るほど「え??なんで?どういうこと?…てことは!?」と、次々と疑問と驚きが出てくる、不思議な寺子屋でした。
前出の油しぼり機、その名も「SHiBORO」で、油姫持参の黒ゴマを搾りました。
乾燥させただけのゴマと、焙煎したゴマとで香りや味わいが違うことも実感。
搾るという工程だけでは、種からほんの2割しか採れない油。貴重な油。安いはずがないですね。ほんとは。
「油って、ただの潤滑剤ではなくて、本来は調味料なんです。日本人は昔から、あまり油を使わなかったので、搾っただけの、味わいのある油の使い方に慣れていないのでは」という油姫。
「生産している人たちが、自分たちのこだわりやポリシーと、お客さんの”おいしい”のバランスをどう取るか、そこが難しいところ」という、何とも悩ましい課題に心が打たれました。
よいものを頭でなくて五感でちゃんと味わえるように、感覚を磨いていきたいと思った、雨の昼下がりでした。